レンタルサーバーでphpを使うならインストールされているバージョンが重要

長くレンタルブログを使ってきた人がレンタルサーバーに移行したいと思う理由の一つとして、phpが自由に使えるということが挙げられるでしょう。

phpスクリプトを利用することで、カスタマイズの自由度が相当大きくなるからです。また、phpで動作する好みのブログプログラムを使えるようになるのもメリットです。ただ、phpと一口に言ってもバージョンがいくつかあり、その辺の見極めができないと使いこなすのは簡単ではありません。

古いphpスクリプトを新しいphp上で動かそうとするとエラーになる可能性が高い

レンタルサーバー上でphpを使ううえでまず注目したいのは、サーバーにインストールされているphpのバージョンです。現行のバージョンは7ですが、php5も使えるサーバーもまだ残っています。なぜバージョンが重要なのかというと、古いバージョンで開発されたスクリプトの場合、新しいバージョンだと動作しないことがあるからです。

例えば、ネットにはphp4での動作が前提になっているスクリプトが多くダウンロードできますが、それらをphp7がインストールされているサーバーで動かそうとしても、真っ白な画面になったり、エラーが表示されたりする可能性が高いです。

VPSを利用すれば古いバージョンのphpでも自由にインストールできる

では、php4でしか動作しないスクリプトを使うにはどうすればいいのかというと、レンタルサーバーの中でも「VPS」と呼ばれるサービスと契約し、自分でphp4をインストールすることが必要になってきます。共有型と呼ばれる一般的なレンタルサーバーの場合、契約者はサーバーにphpを独自にインストールできる権限がありませんが、VPSであればサーバーの管理者権限が与えられるので古いphpでも自由にインストールできるのです。

サポートが切れているphpは危険性が高い

ただ、VPSに古いphpをインストールするのはあまり勧められません。php4はサポートがとっくに終わっており、脆弱性がそのままになっているからです。共有型のレンタルサーバーのように、脆弱性を突かれてサーバー全体を乗っ取られ、ほかの利用者に迷惑をかける心配は少ないかもしれませんが、サイトを乗っ取られる可能性は高いです。

したがって、php4でしか動作しないスクリプトの理由は避けた方が良いでしょう。

phpのバージョンを切り替えられるサーバーなら古いスクリプトでも使えるかも

php5で動作するスクリプトはレンタルサーバーで使えるでしょうか。これはスクリプトにもよります。レンタルサーバーの中には複数のバージョンのphpが使えるようになっているところがあり、デフォルトはphp7でもphp5に切り替えることが可能です。

こういったサーバーと契約すればまず問題ありません。

phpスクリプトが動作しないなら自分で改造する手も

php5もいずれレンタルサーバーから削除される可能性が高く、いつまでも使えるというわけではないので、スクリプトを自分でカスタマイズしてphp7に対応させるといったことが必要になるでしょう。利用者の多いスクリプトの場合、開発が終了していても利用者が独自に改造し、最新のphpで動くようにして配布するといったこともあります。

レンタルサーバーでphpを使うなら相応の知識をつけてから

phpはバージョンが上がると、「以前はできなかったことができるようになる」とともに「以前はできていたことができなくなる」ことも多く、古いスクリプトが動作しなくなります。基本的にphpスクリプトの動作はサーバーのサポート外であり、サーバー会社に問い合わせても解決方法は教えてくれないことが多いです。

レンタルサーバーでphpスクリプトを使うなら、トラブル時に自己解決できる知識をつけておくようにしましょう。